2021年9月8日 19:30
「日本は素晴らしい! なぜなら…」注目の英国監督が語る日本への思い
あと、彼は映画でコミカルな役をあまりやっていなかったので、ぜひそれを見てみたいというのもあったかもしれません。実は最初は、「ダンで大丈夫なの?」と言い出す人もいましたが、そのときは「ああ、まだ彼の良さをみんな知らないんだな」と思っていました。でも、撮影が始まったときに、彼がいかに役にはまっているかを誰もが感じたはずです。
―確かに、彼が演じることでよりキャラクターが魅力的になったと感じました。
監督チャールズは決していいやつではないですが、だからこそ必要だったのはチャーミングさ。それがないと、みんなが彼の嘘に騙される説得力がなくなってしまいますし、観客も入り込めなくなってしまいますから。ダンにはそれを表現できる力と周りを惹きつけるカリスマ性が備わっているので、彼を起用して正解だったと思っています。
―そして、何と言っても霊媒師役の大女優ジュディ・デンチさんの存在感も素晴らしかったです。
監督は昔から家族ぐるみでお付き合いがあったそうですが、旧知の仲だからこそ引き出せた部分もあったのではないでしょうか?
監督それができていたかどうかは、僕よりもジュディに聞いてもらったほうがいいかもしれないですね(笑)。