2021年9月20日 20:10
森崎ウィン、ブレイクまでの11年間…「僕以上に悔しがってくれる人がいた」
ハリウッドの超大作への出演を契機として、映画やドラマ、ミュージカルに音楽活動とその実力をいかんなく発揮し続ける森崎ウィンさん。10月にも主演最新作『僕と彼女とラリーと』の公開が控える今、彼の真摯な姿勢に迫ります。
元々自分自身がやりたいこと。頑張るのは当たり前なんです。
10歳の時に両親とともにミャンマーから日本にやってきた森崎ウィンさん。その後、スカウトを経て芸能界入りし、’18年に公開された世界的巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』で主要キャストのひとりに選ばれ、一躍注目を集めるようになった。
「自分のターニングポイントといったら、確実に、両親に日本に連れてこられたことと『レディ・プレイヤー1』に出演したことですね。そうじゃなければ、今こうして取材を受けている僕はいなかったので」
そう言って屈託のない笑顔を向けた。
とはいえ、来日当初はまったく話せない日本語に苦戦したりと、ここまで順調だったわけではない。
「たぶん人に恵まれたんだと思います。悔しいなと思うことがなかったわけじゃないけれど、身近には僕以上に悔しがってくれる人がいてくれたりもして、それで救われていたことはすごく多いと思います」