2021年9月22日 19:00
聴覚障害者が連続殺人鬼に狙われる…期待の韓国人監督が明かす恐怖の全貌
コロナ禍という大変な状況ではありますが、映画を通して日本のみなさんとお会いできるのは、とても光栄なことです。
本作では、弱者が声を上げるというところから始まっているように見えますが、いまはいろいろな媒体や技術を使って誰でも声を上げられるようになっています。なので、昔だったら口がきけない人だけが弱者だと思われていたかもしれませんが、いまではその声に耳を傾けない人こそが弱者だと言えるのではないでしょうか。私はそんなふうに思っていますし、そういう思いを込めてこの映画を撮りました。
劇中では、ラストにギョンミが一生懸命に声を絞り出して世の中に問いかけるセリフがあるので、そのシーンを注意深く見ていただけたらと。多くの方に共感していただけると思っています。そういったところをポイントとして、ぜひ楽しんでいただきたいです。
“最恐の鬼ごっこ”で、最後に笑うのはどっち?
手に汗握る緊迫した展開と、衝撃的なラストにまで続く狂気に満ちた疾走感を味わうことができる本作。
聴覚と視覚と刺激する新たなサイレントスリラーで、驚異の没入感に浸ってみては?
取材、文・志村昌美
恐怖に震える予告編はこちら!
作品情報
『殺人鬼から逃げる夜』
9月24日(金)