2021年10月3日 22:10
料理も人生も魅力的! “女将”に会いに行きたくなる本『女将さん酒場』
素晴らしい総合芸術が生まれるところには名監督がいて、今回取材をさせていただいた13人はまさにそれ。料理人としての求道に加え、後輩のために一肌脱いだり、家族に対して労力を惜しまないなど、努力の方向が一方向ではないのも共通点。味はもちろんですが、バイタリティ溢れる女将さんたちに会えることも、“女将さん酒場”に足を運ぶ大きな理由だと思います」
女将さんの言葉やちょっとした動作、お客さんの言葉、そして食にまつわる描写のすべてがみずみずしく、お酒好きの人ならば、行間からにじみ出る山田さんの食や酒場への愛に共感せざるを得ない。
「しばらくはこの本で居酒屋への思いを温め、コロナ禍が一段落したら、ぜひ気になるお店の女将さんに会いに行ってみてほしいです」
登場した女将さん酒場の中で、anan読者におすすめを厳選。
清澄白河『酒と肴 ぼたん』の金岡由美さんは、いつも和服でカウンターに。
林佐和さんは荒木町『やくみや』の店主。凛々しい佇まいが素敵。
長野県諏訪市の『あゆみ食堂』の大塩あゆ美さん。「料理をする手すら美味しそう!」(山田さん)。
西小山のワイン酒場『fujimi do 243』の渡邊マリコさん。