くらし情報『ソウルフードに光を! グルメ漫画『局地的王道食』でしみじみ…』

2016年9月10日 15:00

ソウルフードに光を! グルメ漫画『局地的王道食』でしみじみ…

ちくわぶ、冷凍みかん、ぎゅうひなど、大好物ではないけど、心の局地にいつもいる食べ物を幼い頃の記憶や切ないエピソードとともに綴ったエッセイマンガ。講談社740円

あえてジャンル分けするなら、グルメ漫画になるのだろうが、すご~くおいしそうな食べ物が出てくるわけでも、料理シーンが多いわけでもない。

「お品書き」と題された目次に並ぶのは、ちくわぶ、甘食、かんぴょう、すあま、そば湯……。はっきり言ってしまうと地味だし、「その食べ物、何?」と思う人もなかにはいるだろう。

『局地的王道食』というタイトルの定義は、松本英子さんいわく、「地域的な意味での局地的ではなく、心の片隅に巣食っているような食べ物」とのこと。

「あまり注目されない食べ物ばかりですが、どぶろくは別として私が子どもの頃から好きなものばかりで、情が移っている感じなんです。おいしい、おいしくないでは括れない、大事な食べ物にスポットライトを当てて、知らない人に伝えたいという気持ちと、数少ないだろうけどきっといるはずの同志と愛を分かち合いたい気持ちがありました」

関東圏以外の出身者は魅力を理解しにくいうえに、おでん以外ではなかなかお目にかからないちくわぶを称えてやりたい一心で、新しい食べ方を研究してみたり。アメリカンドッグを求めて、真夏の上野動物園をさまよったり。そう簡単には報われない涙ぐましい努力が、松本さんの分身だという謎の生物“モグさん”を相棒に繰り広げられる。

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