2021年10月17日 21:10
必見“香港映画”6選 キレキレの王道アクションを堪能!
難しい状況の中でも、王道アクションが大健闘!いま注目のキーワードとともに“香港映画”を読み解きます。
「いわゆる香港映画といえば、アクションあり、ギャグあり、時々ドラマあり。字幕がなくても楽しめるようなエンターテインメント作品の宝庫です」(映画評論家・くれい響さん)
ところが、’14年の香港民主化要求デモ以降、たとえば黒社会ものなど“香港らしい”映画が生まれにくくなっているという。
「そんな中、王道の香港アクションでヒットを飛ばしているのが、ドニー・イェン主演映画。中国での人気も絶大です」(くれいさん)
また、これまで男同士の絆など男性社会を描くことが多かった香港映画に、最近はこんな変化が。
「徐々に若手や女性監督も出てくるようになり、女性の生き方を丁寧に描いた作品も増えています」(ライター・結城らんなさん)
香港映画の新潮流1:女性の生き方と向き合う
さまざまな年代、立場の女性の心情を丁寧に掬い取る。いずれも女性監督作。
『花椒(ホアジャオ)の味』(2019年)
父の死をきっかけに、香港、台北、重慶それぞれの地で暮らす姉妹がいると知った3人は、葬儀で初めて顔を合わせる。