2021年10月21日 22:10
STUTS「大衆に寄せすぎることなく…」 『大豆田とわ子』のED曲制作に込めた想いとは
穏やかな笑顔のこの方は、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のエンディング曲を作ったSTUTSさん。音楽ファンに“天才”と目されてきた存在が、一般層からも注目を集めています。
STUTSさんは、ヒップホップのトラックメーカーであり、MPCプレイヤー。その名を広く知られるきっかけとなった初期の名曲「夜を使いはたしてfeat. PUNPEE」(’16年)といった自身の楽曲制作はもとより、他アーティストのプロデュースや、テレビ、CMへの楽曲提供など多方面で才能を発揮。最近はなんといっても作編曲・楽曲プロデュースを手がけたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のエンディング曲「Presence」が大きな話題に。
――STUTSさんはMPCという機械を使って作曲や演奏をされていますが、そもそもMPCとはどういったものなのでしょう。
STUTS:サンプラーと呼ばれる機械の一種で、ヒップホップのビートや、ハウスとかテクノとかクラブミュージックを作る時によく使われるものです。曲を作るための機械なんですけど、演奏にも使えるので、僕はそれで演奏もしている、という感じです。
――音楽には、子どもの頃から親しんでいたんですか?
STUTS:そうですね。