2021年10月21日 22:10
STUTS「大衆に寄せすぎることなく…」 『大豆田とわ子』のED曲制作に込めた想いとは
と、1回挑戦するつもりで会社を辞めました。
――それを親御さんに相談した時、びっくりされませんでした?東京大学の大学院卒とのことですし、就職もして、ある意味、堅実な人生を歩んでいたと思いますが。
STUTS:びっくりはしていなかったですね。「覚悟ができているならいいのでは」と。すごく応援してくれています。ただ客観的に考えると、やっぱり申し訳ないような気もしますよね。大学院まで行かせてもらって、学んでいたことと全然関係ないことをしているわけですから(笑)。でも、自分の中ではすべてが今につながっているので、そういう経験も全く無駄にはなっていないのかなと思います。
――最近のお仕事といえば、やはり『大豆田とわ子~』のエンディング曲「Presence」シリーズが話題でしたね。気鋭の5人のラッパーを迎え、ボーカルは松たか子さんが担当しています。
STUTS:それまで自分が作ったことのないようなバランス感の曲でしたし、テレビドラマで使われる曲ということで、あまりヒップホップになじみのない方々にも聴いてもらえる機会になる。しかも松さんに歌ってもらえるということで、作っている時はけっこうプレッシャーがありました。