くらし情報『草笛光子「歳を重ねたら“セクシーさ”より“かわいらしさ”が合う」』

2021年10月29日 22:10

草笛光子「歳を重ねたら“セクシーさ”より“かわいらしさ”が合う」

人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは女優の草笛光子さん。20~30代女子には、ドラマ『その女、ジルバ』での草笛さんが印象的だったのでは?第4回はそんな名作の、ちょっとした裏話。
草笛光子「歳を重ねたら“セクシーさ”より“かわいらしさ”が合う」


歳を重ねたら、セクシーさよりかわいさ。
今年のはじめに放送されたドラマ『その女、ジルバ』。お話をいただいて出演を決めたのは、若いホステスがおじさんに科(しな)を作るような話ではなく、40歳以上の女のバーの物語だったから。年齢を重ねていくと、絶対にみんな、“人生を生きてきた垢”がついてくるのよね。そういうものが感じられるバーって、なんだかおもしろいじゃない。
女優としても、普通の夜のお店とは違う何かが表現できるのではと思い、お引き受けしました。

あのドラマで、ホステスさんがバーで踊るシーンがあったでしょ?振り付けの方から「どうしたらいいでしょうか」と相談があったので、私は「色っぽくせず、かわいく!」とリクエストをしました。歳を重ねた女はセクシーさより、かわいらしさのほうが絶対に合う。それでできたのが、あの肩を上げ下げする振り付け。あれは見事だった。ダンスシーンを毎回見たいと言ってくださる方もいて、みんなとても気に入ってくださったみたいね。

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