2016年9月29日 22:00
人気イラストレーターとわくわく! 写真ナシの台北ガイド
訪れる人の視点や時間の過ごし方によって、同じ土地でも印象が変わるのが旅の面白さ。イラストレーターであるオガワナホさんのフィルターを通した本書の副題は、「食、アート、カルチャー、癒し台湾の新たな発見をつめこんだイラストガイド」。
まさに、街歩きのわくわくを堪能できる一冊に仕上がっている。
「テーマは、インスピレーションを探す旅。私みたいな外国人イラストレーターが、台北ではどんなところへ行って、どんなものが目に留まるのかを伝えられたら面白いのでは、という思いからスタートしました」
お寺や市場、グルメ、マッサージなど観光の定番も取り上げているけれども、台北はライフスタイルブームのまっただ中。
最先端のカルチャーに出合える書店やギャラリー、雑貨屋、カフェなどに多くのページを割いているのが特徴といえる。
「FacebookやInstagramで探してよさそうなところへ実際に行ってみたり、現地のクリエイティブな人に取材をしていくなかでオススメの場所を教えてもらったりすることの積み重ねでした。もともと旅行が好きなのですが、出発前に徹底的にリサーチをするタイプなんです。それが役に立ちましたね」
通常のガイドブックにはなかなか載らないような、新進気鋭のお店の雰囲気や注目アイテムなどのイラストは見ているだけで心が躍るし、親近感のある文章は、台北通の友だちからいろんな情報を直接教えてもらっているような気分になれる。