2021年12月3日 19:00
結城アンナ、若い頃は「怖いもの知らず(笑)でもね…」超ポジティブ思考の秘訣
生と死が身近な自然のなかで生きているから、危険もある。クマが出るかもしれないし、嵐がきて作物がダメになるかもしれない。だから、みなで協力して暮らしているのです。みなで助け合って生きている様子が作品にあふれています。
やりたいことは、やる!
――グランマ・モーゼスが、80代でスター画家になったというのもすごいです。
結城さん彼女は、子どものころからずっと働いていました。結婚前も、結婚してからも。働かないと、生きていけないのよ。
別に絵を描いて稼ぐことに限らず、彼女はきっとなんでも自分ができることにトライしたのだと思います。すごくフレキシブル。自分でジャムを煮て売ったり、絵を描いて売ったり。もし絵がなければ、違うものをつくったのではないかと思います。
――グランマ・モーゼスは、リウマチで刺繍ができなくなっても落ち込まず、頭を切り替えて絵を描きはじめています。前向きに生きる姿勢にも驚かされます。
結城さん彼女は、落ち込むタイプではないですよ(笑)。以前、老人ホームの社長さんから聞いたお話なんですが、女性はすごく順応力があるらしいです。
老人ホームに来て、あまりうれしくはないけれど、ここでがんばる!と女性は前を向く。