『運命戦線 リデルライト』(スタジオえっじ)
監督:大塚隆史、キャラクター原案:岸田隆宏
天才・王子監督らしく表現方法に工夫を。
伝説のアニメ『光のヨスガ』でアニメの常識を塗り替え、天才と謳われた王子千晴監督の7年ぶりの復帰作という劇中内設定。魔法少女・充莉が自らの魂の力で乗るバイクを変形させて戦い、ライバルたちとレースで競い合っていく。1話ごとに1歳年を取るという驚きのストーリー設定がある。写実的なサバクとは対照的に、アニメ的なキャラクターデザインと表現、そして何より王子監督が「今度こそヒロインを殺したい」と宣言していたラストの展開に注目を。
「リデルのプロットを読んで、辻村先生のアニメ愛を感じました。もしこれを実際のシリーズとして制作するとしたらと考えて、お腹が痛くなりました(笑)。とにかくサバクに負けないようにと闘志を燃やしましたね。期待を裏切らない、ではなく期待を超えること、100%ではなく120%であること、それを再認識しました」(アニメ『運命戦線 リデルライト』プロデューサー・松下慶子さん)
リデルは天才と謳われた王子監督の最新作にふさわしい映像でなければいけないという課題があった。そんな高いハードルを越えたのが大塚隆史監督。
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