くらし情報『「魔法を見ているような気分だった」英国の鬼才を虜にした若手女優の魅力』

2021年12月7日 19:00

「魔法を見ているような気分だった」英国の鬼才を虜にした若手女優の魅力

そのなかでも、ご自身がこだわったシーンについてお聞かせください。

監督今回は、特に60年代という時代に対してオマージュを捧げているところが多いですが、なかでもヘイマーケットといってロンドンの中心地で撮影したシーンでは、野心的なカットを撮れたと思っています。なぜなら、ロンドンのなかでも交通量も人通りも多い場所にもかかわらず、60年代の車を入れ、映画館も当時の装飾にすべて変えて、実際に撮影を行ったからです。

このシーンを撮影するにあたって、5か月も前から許可を申請して撮影を実現させたのですが、許された時間はたった4時間だけ。時間的にやり直しはきかないという厳しい状況だったので、正直に言うと、僕のなかにも「はたしてこのシーンを撮れるのだろうか」という不安はありました。
だからこそ、CGではなくリアルな60年代をとらえることができたシーンを撮れて、いまは誇らしい気持ちです。ソーホーのなかを車で走っているシーンも、外に見える景色は実際に建物の装飾をすべて60年代に変えて作り上げました。ぜひみなさんにも、このムービーマジックを味わっていただきたいです。


姉妹のような関係性を築いて演じてくれた

「魔法を見ているような気分だった」英国の鬼才を虜にした若手女優の魅力


―エロイーズ役のトーマシン・マッケンジーとサンディ役のアニャ・テイラー=ジョイの現場での様子はいかがでしたか?

監督最初に2人が一緒にリハーサルをしたのは、鏡を挟んで同じ動きをするシーン。

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