2016年10月19日 22:00
来日公演! 五輪開会式を手がけた演出家の“おもちゃ箱”のような舞台
この夏の話題を席巻したリオ・オリンピック。スポーツにはまったく興味を示さなかった人も、閉会式で披露された来期の開催地・東京のパフォーマンスには目を奪われたはず。
この秋、来日公演をおこなうフィリップ・ドゥクフレも、いまから20年以上前の1992年、仏・アルベールビル冬季オリンピックで開会式&閉会式の演出を手がけている。そしてそのパフォーマンスは、今回に引けを取らないほどの衝撃で、漫然とテレビを見ていた人たちの多くを釘付けにした。なぜなら圧倒的にお洒落で可愛く、そして見たことのない奇妙さに溢れていたから。
フィリップ・ドゥクフレは、もともとサーカス学校を経てパントマイム、その後ダンスを学び、ダンスカンパニーで活躍するという異色の経歴を持つ人。彼の作品でまず目をひくのは、その衣裳のオリジナリティ。
ヨーロッパ独特のゴシックなテイストと、Eテレ『にほんごであそぼ』の衣裳を手掛けるひびのこづえさんのような遊び心とが融合した、面白可愛いカラフルな衣裳だけでも、かなり楽しめるはず。
そこで披露されるのは、サーカスのエアリアルと呼ばれる空中パフォーマンスだったり、コンテンポラリーダンスだったり。