2022年1月20日 19:30
飛行機事故にまさかの陰謀説…音声分析官がブラックボックスで聴いた衝撃の真相【映画】
監督BEAの事務所というのは飛行場のなかにあり、そこに音響用のラボがあるのですが、劇中でブラックボックスを開ける作業をしているシーンでは、普段本当に使われている場所で撮影しています。メガネをかけた女性がブラックボックスを開けているところが映っていますが、実はあの女性も実際の調査官。本物の場所で、本物の人を使って撮影することで、この作品のリアルな部分をきちんと出したいと考え、そのようにしました。
ブラックボックスを開ける作業には、驚きがあった
―本物へのこだわりは、ぜひ観る方にも注目してほしいところですね。ちなみに、実際にBEAのなかに入ってみて、監督が驚いたことといえば?
監督やはりそれは、ブラックボックスを開ける瞬間ですね。数年前に海に落ちてしまったブラックボックスを開けているときの映像を見せてもらったのですが、何時間もかけて丁寧にゆっくりと開けているのにはびっくりました。特に何年も前のものだと、慎重に扱わなければいけませんからね。ただ、それを今回の映画でしてしまうと実験映画みたいになってしまうので、同じようにはできませんでしたが、編集ですべての段階をうまく見せられるようしています。