鹿島神社には行ったことがありますが、ぜひエゾシカや奈良の鹿も見せてあげたいです。
―杏さん的に本作の見どころを挙げるとすれば、どんなところでしょうか。
杏さん今回は、ロードトリップのような感覚で、いろんな景色をアダムス・ファミリーと楽しんでいただきたいですね。子ども向けの作品のようで、実は親世代、さらにその上の世代も知っているような往年の洋楽ヒットナンバーが歌われているので、世代を超えて楽しめる内容だと思います。いまはなかなか旅行をするのが難しい時期ですが、そんなときだからこそ、この映画で旅行気分を味わっていただきたいです。
悩んでいるときは、広い視点を持つようにしている
―ご自身にもウェンズデーのように思春期に反抗していたような経験があれば、お聞かせください。杏さん私は15歳のときから仕事を始めていて、反抗期とされる時期にはすでに社会に出ていたので、“人生におけるモラトリアム”みたいな鬱屈とした思いを経験することなくここまで来てしまったような気がしています。ただ、こんなふうに反抗したり、ぶつかり合えたりするのは信頼関係があるからこそなので、それはアダムス・ファミリーの良さとも言えるでしょうね。