2022年1月28日 21:10
清水尋也、演じるうえで「“目”が一番大事」 『さがす』で連続殺人犯役に
――山内を演じるうえで一番大事にしたのはどんな部分ですか?
目です。山内は普通の青年ぽい部分と狂気を持ち合わせた二面性のある男。普通にしている時と殺人鬼の顔をする瞬間の差をしっかりつけたかったので、そのためには目が一番大事かなって。自分でも意識してやっていたんですけど、監督もそう思っていらっしゃったみたいで、目に関しては「もっとトローンとした感じで」とか、その都度、試行錯誤を重ねて細かく作っていきました。最終的には“あの目”っていう共通の認識ができたので、「このシーンは“あの目”でいきましょう」で伝わるようにもなりましたね。
――共演者の方の演技も素晴らしくて目が離せませんでしたが、清水さんの印象に残っているのは?
伊東蒼ちゃんの天才ぶりに毎日心を打たれてました。完成した作品を観てより一層思いましたし、心から尊敬してるので、またぜひ共演させていただきたいなって。あとは、(佐藤)二朗さんが本当に変なおじさんなんだなっていうのが印象的でしたね(笑)。
共演させていただくのを楽しみにしていたんですけど、本当にテレビで見るとおりの方で大好きです。二朗さんが僕たち若手にも気さくに話しかけてくださったおかげで、現場の雰囲気もすごく和やかでした。