2022年1月27日 19:00
「イスラエルと日本にはつながりを感じる」話題作の監督が語る理由
ぜひみなさんにも自分の文化や人生の視点から、自分ゴトとして観ていただけたらうれしいです。
日本の料理や映画、文学がすごく好き
―まもなく公開を迎える日本に対しては、どのような印象をお持ちですか?
監督やっぱり、まずはお寿司ですよね(笑)。というのも、私はいまベルリンに住んでいるのですが、家の近くにたくさん日本料理屋さんがあって、よく通っているほど好きなので。あとは、日本映画の大ファンで黒澤明監督から最近の監督まで観ていますし、日本の文学もすごく好きです。この映画と一緒に来日できずに残念ですが、いつか訪れたい国のひとつなので、必ず実現したいと思っています。
日本が好きな理由として挙げるとすれば、それはイスラエルと日本には奇妙なつながりがあると感じているからです。立場は違うものの、私たちは第二次世界大戦中に強い苦しみをそれぞれ経験してきました。そして、それが国民性に与えた影響に近いものがあると私は考えています。
あとは、日本が軍事力を使わずに平和主義の道を歩んでいるところもすばらしい思っているところです。
―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。
監督まずは、たくさんの方に観ていただき、この作品がみなさんの心のなかに届くことを願っています。