2022年2月9日 18:30
劇団EXILE・小野塚勇人、NON STYLE・石田が4年構想した舞台で主演に
舞台なのにしゃべらない――そんなコンセプトで上演される舞台『結 ―MUSUBI―』。言葉の代わりにキャラクターの気持ちを表現するのは俳優の表情と体だ。そんな挑戦的な作品に主演するのは、劇団EXILEに所属する小野塚勇人さん。
「役者が一番楽な瞬間って、セリフをしゃべっているときだと思うんですよ。言葉をしゃべっていると自然とその気持ちになるし、そういう表現になる。でも舞台が難しいのは、お客さんが自由に視点を選べるから、しゃべっていないときの居方だったりリアクションや空気感も見られている可能性がある。だから僕の場合、セリフのしゃべり方以上に、このシーンではどういう気持ちでいて、そこからどう感情が流れていくかを意識してそこにいるようにしているんです。一個のセリフが物語が展開するきっかけになったり、セリフの掛け合いが共演の方がたとの気持ちのキャッチボールになったりするけれど、今回はそれを全員の呼吸…空気感でやっていかなきゃいけないので未知数なことばかりです」
脚本・演出を手がけるのはNON STYLEの石田明さん。
年齢や人種を超えて誰もが楽しめる舞台をと、構想4年。そして、相撲部屋を舞台にした“しゃべらないけれどうるさい”コメディに辿り着いた。