2022年2月26日 19:40
一級建築士が教える! 意外と知られていない「間取り図の落とし穴」4つ
初めてのひとり暮らしは、不動産巡りや物件探しなど初体験づくし。間取り図をまじまじと見るのも“お初”な人が多いでしょう。そこで、一級建築士のリクドウさんに、意外と知られていない「間取り図の落とし穴」をお聞きしました。間取り図に描かれていない真実があるんです!
意外と知られていない「間取り図の注意点」4つ
ーー間取り図って、正式な見方を学んだことはないけれど、なんとなく読み取れると思っている方が多いかと。でも、要注意ポイントがあるんですね。
ありますね。よく間取り図だけで決めた、という話を聞きますが、一見わかりやすく描かれているようで、意外な落とし穴があるんですよ。かなり基本的な4つをお伝えしますね。
注意点その1.帖数を鵜呑みにしない
例えば1Rの間取り図で、6帖と書いてあったとします。よくあるのは、玄関から入ると左右にキッチン、トイレ・バスと、短い廊下があり、それを経て居室になる間取り。みなさん、6帖は居室部分のみを指すと思っていませんか。実は、トイレ・バスを除いた空間すべての場合があるのです。いや、もしかしたらそのケースがほとんどかもしれません。
なぜなら、正式な決まりはなく、間取り図を作成する不動産屋や仲介業者が独自にルールを設けているからです。