2016年11月14日 20:00
トータス松本「メンドクサイ60代になりたい」 その理由は?
「みんな揃って、他の出演者のリハーサルを舞台袖で見るんですが、それぞれに思うことがありながら、いろんな表情をしているんですよ。あれがすごくいい!みんな同い年やけど、大人と呼べる人は誰もいないね(笑)。若い人と共演するときも、オレは『負けたないー!』と思って観てますね。焦ったり、緊張したりは未だにするなぁ。でも、そういう気持ちが面白いし、まだどっか若くて、青いんやね。それはすごくいいことだと思っている」
面白いエピソードを聞いた。トータスさん世代のミュージシャンがバックを務め、ゲストにベテランシンガーを招くといったイベントのときのこと。
「リハ中にその方がいきなりブチ切れて、何やっとんじゃ!とバンドに怒鳴って、シーンとなったんですよ。
それがすごく面白くて、いいなーと思って。大人げないところを見せるのも、大人の余裕やな、と思って嬉しくなったんです(笑)。きっと家に帰って『ああ、やってもうた』と反省するんやろうけど、いいじゃないですか。オレもあんなピュアでメンドクサイ60代になろう、って思いました」
曲作りは年齢とともに変わるのだろうか。トータスさんの作品に共通する、ああこの感じ、という“らしさ”は変わらない気もする。