2016年11月15日 08:00
誰もが谷中敦に恋愛相談したくなる!?“頼りになる色気”にメロメロ♪
こんなふうに優しく相談に答えてくれることを想像するだけで舞い上がりそうだ。
「長年いろんな人の悩みを聞いていると、その世代特有の苦悩や、その時代ならではの特徴、いま日本人はどんなふうに悩んでいるのかが分かってくるんですよね。そうすると音楽で自分が何をしたら人々の力になるか、すごくいいヒントにもなっています」
谷中さんの包容力から生まれる濃い人間関係が、ソングライティングにも反映されていたとは。
「コラボソングなど、スカパラの歌ものの歌詞は自分がほとんど書いているんですけど、歌詞って明るくポジティブなことだけでは物語にならないんです。ネガティブな影の要素も取り入れ、両方とも使ってはじめて絵として深みのあるものになります。以前、詩集を出したとき、読んでくれた友人に『悲しいことや辛いことが、ディープなところまで書いてあるけど、1%ぐらいポジティブが勝ってますね』と言われて、すごい嬉しかったんだよね。ポジティブさが少し上回る大人って、なんかいいじゃないですか。たぶん本当の大人って、幸せと哀しみを知っていて、なおかつ“幸せ”を作り出せる人だと思うんですよ。
自分も最後に笑って幸せに人生を終わらせられるように、いい経験を積み重ねていきたいですね」