くらし情報『戦国武将の“験担ぎエピソード” 織田信長が桶狭間の戦いの前にしたこととは?』

2022年4月12日 20:40

戦国武将の“験担ぎエピソード” 織田信長が桶狭間の戦いの前にしたこととは?

強く勇ましいといわれる戦国武将たちも、実は験担ぎや願掛けをしていたのだとか!日本の歴史に詳しい辻明人さんに伺いました。

天下取りの野望を叶えるのは、神頼み!?戦国武将たちの験担ぎエピソード。

戦国武将の“験担ぎエピソード” 織田信長が桶狭間の戦いの前にしたこととは?


戦国時代に詳しい辻さんによると、戦国時代の験担ぎといえば、「〈三献(さんこん)の儀〉が有名ですね」とのこと。それっていったいなんですか?!

「室町時代頃から、武士が戦いに赴く際の出陣の儀式として行われていたものです。南に向いて座った大将が、“打ちあわび”“かち栗”“昆布”という3種類の肴を順に口にし、その合間に3枚の盃に3度に分けて注いだ酒を3度に分けて飲み干し、『敵に打ち勝ち、よろこぶ』と声を発します。そのあと立ち上がり弓と軍扇を手に“エイ、エイ”、そして周囲の人全員が“オーッ”と声を上げる、という儀式です。士気を高めたといわれています」

占いや呪術を用いて主君にアドバイスをする〈軍配者〉という存在も、当時は重宝されていたそう。

「合戦にあたって吉凶を占い、日時、方角の是非について進言し、不吉なことが起きたらお祓いをするのが軍配者の仕事です。
当時は天候が合戦の勝敗に大きく影響し、武田信玄には駒井高白斎という軍配者がついており、彼の日記は雲の観察記録が大半を占めていた。

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