2022年5月7日 21:10
小関裕太「自分とは切り離せないもの」 ミュージカルへの強い想い
温和な笑顔のイメージが強い小関裕太さんだが、近年はその雰囲気を逆手に取って、腹黒男子やヒモ男などにも挑戦し役柄の幅を広げている。次々と新しい顔を見せる小関さんの今思うこと。
「こんなふうに撮影するなんて新鮮」。カメラマンのさまざまな要求にも、楽しそうに笑顔で応じてくれた小関さん。近年は俳優業にとどまらず、音楽番組や情報番組にも出演。引きも切らないオファーのワケは、こんな人柄にもあるのかも。
―― 一昨年に中止になった主演ミュージカル『四月は君の嘘』が2年越しで上演されます。この2年は、どんなお気持ちでいましたか。
中止が決まったときはショックの方が大きかったです。原作を読んですごく作品が好きになりましたし、なにより本番に向けてずっと役にアンテナを張ってきたんです。僕にとって世界的作曲家のフランク・ワイルドホーンさんの楽曲は歌唱力的な面でハードルが高く、覚悟を決めて準備してきたので、中止になった当初はそれが報われないんだと。
――演じるのは、かつて神童と呼ばれたピアノの腕前を持つ主人公の公生。彼を軸に、ヴァイオリニストのかをり、幼馴染みの渡と椿が絡む恋愛模様や、音楽の情熱を描いた物語が展開されますが…。