2022年5月8日 20:20
母猫も兄弟もお空へ…壮絶な生い立ちの猫さまと飼い主の「奇跡的な出会い」
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第28回目はクロゾエ(Cruzoé)さまの登場です。
命を救ってくれた飼い主にべったりな猫さまが登場!
【フレンチ猫さま】vol. 28
猫さまの話をもっと聞かせて!母の命と引き換えに救われた壮絶な生い立ち、ロビンソン・クルーソー猫さま。
奇跡は起こる!クロゾエさま、9月に2歳になる男性猫さまの話を聞きました。
僕は出生時の体重はわずか90グラム!母親は僕を産んでまもなく亡くなったそうです。獣医からはほとんど助からないだろうと言われていましたが、母猫がすべきことを飼い主が代わりにしてくれて、懸命な付き添いと哺乳瓶で奇跡的に命が助かりました。その後も戦いは続きました。
2時間ごとのミルク、毎食後には抱擁。子猫は6週齢になるまではその世話が必要です。栄養が体に行き届くために子猫を刺激することは主に母猫がします。4週齢の子猫は体温を調節することがうまくできないので、体温を38度に保たなければならないことは飼い主にとっても容易なことではなかったようです。
ロビンソン・クルーソーは島にたどり着いた男の子の物語なので、飼い主はクルーソー、フランス呼びではクロゾエという名前を付けました。