2022年5月2日 19:30
『ドクター・ストレンジ』で吹替の松下奈緒「瞬間移動で行きたいのは…」
―演じるうえで、前回との違いなども意識されていたのでしょうか。
松下さんアフレコのときに、いまの私のトーンがベストと言っていただいたので、心がけたのは、ナチュラルなクリスティーンを表現することでした。時間は経過していますが、キャラクターとして大きく変化しているわけではないので、何かをプラスアルファすることもなく、いまの私を活かしました。
クリスティーンは、女性が憧れるような存在
―ご自身にとっては、前作が声優初挑戦作品でしたが、声優ならではの難しさもあったのでは?
松下さん普段とは、別の筋肉を使っているような感覚で、まったく違いましたね。特に、どうやって声だけで感情移入したらいいのかが難しかったです。自分が思っている120%を出してちょうど良いときもあったくらいなので。ほかの声優さんの声も聞かせていただきましたが、決してオーバーではない抑揚の付け方が素晴らしくて、これは“魔法”だなと感じました。ただ、今回は前作があったおかげで、すんなりとクリスティーンに戻れたのはよかったかなと。
ストレンジと向き合うシーンもたくさんあったので、前回よりも気持ちが高ぶるところは多かったと思います。