2022年5月13日 19:30
絶対行きたい…! 沖縄だけにある「国宝」をイッキ見できる展覧会
「京の内」とは、首里城内でもっとも大きな祭祀儀礼の場所。そこから出土した陶磁器は、中国の有名な景徳鎮窯でつくられたもので、ほかの日本の地域では見られないものばかり。かなり貴重な優品とのことです。
東洋絵画がご専門の植松瑞希さんのおすすめは、《虎図》。まんまるまなこにふさふさ眉、やわらかそうな足など、愛嬌のある姿が琉球の虎の特徴だそうです。注目ポイントは、寅の額に描かれた「つむじ」。写真ではわからないと思いますので、ぜひ現地で見つけてみてください。
ちなみに、筆者が個人的におすすめしたいのは、《虎図》の近くにある《神猫図》。
ふさふさした黒い尾をもつ白猫の絵です。神々しいネコさまのお姿に魅入られます!
キラキラ&ゴージャス!
次にピックアップするのは、キラキラしたまばゆい作品2点。
まずは、国宝の《玉冠》(展示は5月15日まで)。国王の正装として用いられたもので、金、銀、珊瑚、水晶、碧玉など計7種類の玉が合計288個もついています。まさにキラキラ&ゴージャス。
本作品が飾られている展示室には、ほかにも琉球国王の尚家に伝来した多くの宝物がずらりと並び、すべて国宝に指定されています。