2022年5月13日 19:00
本当の沖縄って? 沖縄ブームの“先駆け”映画が30年ぶりに復活したワケ
真喜屋も演出しながら寝ていたので、周りに気がつかれないように起こすというのもしょっちゅうでした。
真喜屋監督あのときは、昼と夜の撮影が終わったあとにも準備をしていましたから。考えているふりしてごまかしていたものの、役者たちにもバレていたとは思います(笑)。つらかったですけど、楽しかったですね。
代島さんあとは、普通の現場をよく知っている利重さんが一番大変だったんじゃないかなと。
中江監督ものすごい大型の台風が来たときには利重さんがひとりで滞在していた一軒家の床が吹き飛びそうになったり、海の真ん中に取り残されるシーンでは雲が晴れないからという理由で2~3時間も岩の上で待たされたり。
真喜屋監督あのときはさすがにイライラし始めていたので、僕が海にもぐってウニを利重さんに渡したんですよ。そしたらすごく喜んでくださって、「最高の助監督だな」と言いながら岩の上でウニを食べていました(笑)。
中江監督面白い話はまだまだありますが、言えないことのほうが多いですね。
真喜屋監督本当に、墓まで持っていく話ばっかりです(笑)。
実力を超えたとんでもないものが映っていると感じた
―ほかの現場では聞けないようなすごいエピソードばかりがありそうですね。