2022年5月25日 20:00
神尾楓珠「俳優は自分に向いていない」それでも続けている理由
2人はアドリブを入れたりするタイプなので、刺激をもらう部分も多かったです。あと、(佐野)晶哉は少し年下なので、初めは気を遣っていましたが、すぐに話しかけてくれたおかげで輪ができたので、そのままの感じを現場でも出すことができました。
―いっぽうで、先生役を演じた佐藤浩市さんや尾野真千子さんといった大先輩から学んだこともあったのでは?
神尾さん自分とは全然かけ離れている方々なので、何かを盗みたいという気持ちになりました。撮影前に驚いたのは、音楽準備室に置いてあるものすべての配置を確認しながらそこで何ができるかを考えている佐藤さんの姿を見たとき。そこまで計算されているのかとびっくりしてしまいました。尾野さんは気さくな方で、いつも現場を明るくしてくださるんですが、本番になると一瞬で変わって、一気に感情が出てくるので、一体どういう仕組みなんだろうかと思ったほど。本当にすごかったので、この作品ではみなさんから学ぶところがたくさんありました。
―劇中では、「まさに青春!」といったシーンが満載でしたが、ご自身にとって青春の思い出といえば?
神尾さん僕は文化祭とか、イベントが好きだったので、そのときのことはよく思い出しますね。