くらし情報『元ちとせ「祈りや願いの先に希望が見えてくる」デビュー20周年のオリジナルアルバム』

2022年7月5日 19:00

元ちとせ「祈りや願いの先に希望が見えてくる」デビュー20周年のオリジナルアルバム

――あらためまして、小さい頃に音楽に触れたきっかけからお聞かせください。

故郷・奄美大島のわたしの育った場所は、まわりに大島紬の織物工場や畑があって、そこで働くおばあちゃんたちが自然とシマ唄を口ずさんでいる環境だったんです。そのため常に生活の中に、シマ唄や奄美の音楽がありました。

――元さんが歌われているカタカナを用いる「シマ唄」と、漢字の「島唄」の違いはなんでしょうか。

奄美の場合は、シマ唄はカタカナで「シマ」と書く「シマ唄」、アイランドソングという意味ではなく、なわばり=自分たちのシマ(場所)という意味なんです。わたしはずっと「シマ唄」を歌ってきました。

――お母さまから三味線を勧められ、小学生のときには自らシマ唄を習い始めたそうですね。

お祭りごとがあるときでも、(遠くて)気軽に誰かを呼べるような場所ではなかったので、自分たちが技術を身につけて、歌ったり踊ったりと盛り上げなくてはいけなかったんです。
そんなときにシマ唄をみんなで歌って、ちょっと三味線を弾くだけでも、おじいちゃんやおばあちゃんが本当に喜んでくれるので「だったらやりたいな」と思ったのが、さらにシマ唄や三味線に興味を持ち始めたきっかけでした。

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