いまや多くの人の生活に大きな影響を与えているYouTubeですが、そのなかで交錯する男女を描いた話題作『神は見返りを求める』がいよいよ公開となります。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。
ムロツヨシさん & 吉田恵輔監督
【映画、ときどき私】 vol. 495
ムロさんが演じるのは、イベント会社に勤める主人公の田母神。合コンで知り合った底辺YouTuber・ゆりちゃんに対して見返りを求めることなく“神”のように手伝い、徐々に距離を近づけていきますが、あることをきっかけに2人の関係が豹変していくさまを描いています。今回は、本作を手掛けた吉田恵輔監督とともに、撮影の裏側やSNSとの向き合い方、そしてお互いに暴露したいことなどについて語っていただきました。
―まずは、「見返りを求める男と恩を仇で返す女」という設定はどこからきましたか?
監督2018 年くらいに、プロデューサーと何かしようという話になり、そのときに取り上げたいと思ったのが承認欲求と自己顕示欲について。それから、このテーマを描くなら男と女がいいんじゃないかと思うようになったのが最初です。
ムロさんそういった言葉については、すでにその時期にはいろいろと言われてましたからね。
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