2022年7月6日 12:00
クボタカイ、新曲を書いたきっかけは「ピアスとタバコって面白いなって思ったから」
その時に、『この気持ちを曲にしないともったいない』と思ったんです。ショックを受ける出来事から作品を生み出せるのってミュージシャンか執筆業ぐらいだと思ったんですよね。でも、ゴリゴリの日本語ラップの曲を作ってもしっくりこなくて、メロディを乗せてみたら“楽しい!”って感じたんです」
影響を受けたアーティストは様々だ。
「ラップ面ではEVISBEATSさんやサイプレス上野とロベルト吉野さん、ポップス面ではクリープハイプさんやゲスの極み乙女。さんとかに魅せられて、自然と頭の中でいろいろな音楽がブレンドされてメロディが生まれている。だから、ヒップホップなのかポップスなのかバンドマンなのか、どんなふうに捉えられてもいいんです」
そして、様々なジャンルの“入り口”になりたいと言う。
「いろんなジャンルを僕のフィルターを通して“ポップス”として成立させたい。僕をきっかけにヒップホップを聴き始めるとか、ファンクを聴き始めるとか、そういう存在になりたいんです」
デジタルシングル「ピアス」。
文学的で叙情的な歌詞とキャッチーなメロディに胸を締め付けられる切なく強いラブソング。Yaffleがサウンドプロデュースを手掛けた。