2022年7月4日 20:34
「こぐまちゃんえほん」シリーズの世界を堪能! 絵本作家・わかやまけんの展覧会
子育ての真っ最中だったわかやまは、我が子の日常をスケッチして編集会議に参加していたという逸話も微笑ましい。
創作絵本はもちろん、民話の絵本化や、詩集の挿絵など、多彩な創作を続けたわかやま。「日本の子どもたちがはじめて出合う絵本を作りたい」、そんな彼の想いは約230点の展示品からも力強く伝わってくる。
Check1代表作・「こぐまちゃんえほん」シリーズ。
1.本展ではシリーズが発表される前に描かれたわかやまの貴重な下絵も多数展示されている。2.3.「こぐまちゃんえほん」シリーズは、美しい発色のために6色の特性インクを1色ずつ刷り重ねる方式が採用された。そのためわかやまは1ページの絵のために6枚の原画を描いた。本展ではシリーズ随一のヒット作『しろくまちゃんのほっとけーき』表紙絵の描き分け原画も展示。
その制作工程を紹介している。
1.「こぐまちゃんえほん」下絵、1970年原画/こぐま社蔵
2.『こぐまちゃんのみずあそび』(1971年、こぐま社)
3.『しろくまちゃんのほっとけーき』(1972年、こぐま社)
Check2多彩な創作活動を総ざらい。
4.6.まだ文字が読めない子どもたちのために絵だけで物語を楽しめる本を。