キラキラ光る新鮮しらす、無添加の干物…地元食材をたっぷり味わう、静岡・用宗港への旅
旅の醍醐味といえば、地元の新鮮な食材をとことん味わうこと。そして地域の暮らしぶりや、そこに暮らす人々に触れること…。豊かな漁場を持つ静岡の漁港なら、その願いがまるっと叶います。
用宗(もちむね)港
1泊2日で楽しめる小さな港町。路地を探訪し、人情にも触れて。
食あり、出会いありの、理想的な1泊2日プラン。
訪れたのは、静岡県民にもあまり知られていない小さな漁港・用宗港。港の主役は、キラキラ光る鮮度抜群のしらすです。
1月15日~3月20日の禁漁期間以外、天候が許せばほぼ毎日港に揚がります。漁が終わるのは11時頃。黄色や緑に色付けされた可愛い漁船がゆらゆらと停泊しているのを横目に、漁協直営の『どんぶりハウス』に向かいます。お目当ては当然生しらす丼。売店横にあるテントの下で、港を眺めながら丼を頬張る幸せ…。「このプリッとした食感と、ジワッと舌に広がる優しい甘さは“生”でしか味わえないよねえ」と、食レポの一つもつぶやきたくなるというものです。
磯の香りを全身に充満させたら、夕飯前に用宗唯一の温泉でリフレッシュ。マグロの加工場だった場所に設けられた日帰り温泉は、今や漁を終えた漁師さんも利用する、地元民に愛される新名所です。