キラキラ光る新鮮しらす、無添加の干物…地元食材をたっぷり味わう、静岡・用宗港への旅
実は用宗は、清らかでミネラルたっぷりの伏流水が豊富な土地柄。『かねいち干物店』では、仁科良方さんと勇さん兄弟が、ピュアな伏流水と日の光、海沿いの風を利用して、身がふっくらした、味わい深い干物を作っています。「天日干しで無添加の干物作りは手間がかかるものだけど、うちのを食べたら、他の干物を食べられない、なんて言われると本当に嬉しいね」と弟の勇さん。店脇で焼いてもらった干物をいただきながら、兄弟のお話を聞いているとすっかり用宗っ子になった気分。
続いては趣向を変えてジェラート店『LA PALETTE』へ。最近、用宗港は昔ながらの漁港の魅力を感じさせる場所だけではなく、新たなスポットも増えていますが、こちらもその一つ。静岡産の食材を使った定番フレーバーのほか、バターナッツかぼちゃなど秋限定のフレーバーにも注目。
旅の締めくくり、お土産を買いに向かったのは、創業約80年の『カネヒデ小林商店』です。
店でふんわり炊き上げた釜揚げしらす、干物、地元漁師から直で仕入れる鮮魚を取り扱います。「毎日魚から元気をもらっている」と、お店に立ち続けて65年の小林良江さん。用宗の豊かな海の幸を手に入れれば、旅の総仕上げは完璧です。