オーイシマサヨシ「“たまたまアニソンファンの代表に押し上げられた人間”という立ち位置を貫きたい」
今やアニソンシーンの顔といえる活躍っぷりで、世界最大のアニソンライブ「アニメロサマーライブ」では今年の大トリを務めるほど確固たる地位を築いているオーイシマサヨシさん。今年、デビュー10周年イヤーがスタートし、来年はついに武道館公演が決定。それだけでもすごいのに、なんと開催の半年以上前にはチケットが完売。アニメやアニソン全盛の時代に、オーイシさんはどのようにして快進撃を続けているのだろうか。
――新曲「好きになっちゃダメな人」は、放送中のTVアニメ『お嬢と番犬くん』のOPテーマ。本作は、身分差×年齢差の恋を描く極道ラブコメですが、作品の世界観をどのように吸い上げて楽曲制作をされたのでしょうか?
オーイシマサヨシさん(以下、オーイシ):今回、自分の中で大きなチャレンジをしまして。一人称が“わたし”の曲を書いたんですよ。女の子の気持ちや視点に立って、男性である僕が“わたし”を歌うアンニュイさを楽しんでもらおう、と。
そもそも『お嬢と番犬くん』は“極道に恋をするJK”の話。恋をしてはダメな人、好きになっちゃダメな人を好きになってしまう。好きになったところで、いい未来が待っていないと頭ではわかっていても、抗えない気持ちが原作からほとばしっていて。