くらし情報『一晩で20万人以上がシェア…テロで妻を失った夫が「犯人を憎まない宣言」をした意図【映画】』

一晩で20万人以上がシェア…テロで妻を失った夫が「犯人を憎まない宣言」をした意図【映画】

フランスで実際に起きたテロ事件の被害者家族が、発生から2週間の出来事を綴った世界的ベストセラー小説を映画化。今回ご紹介するのは、一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾った「憎しみを贈らない」という宣言をしたある男性の真実に迫った話題作です。

『ぼくは君たちを憎まないことにした』

目次

・『ぼくは君たちを憎まないことにした』
・キリアン・リートホーフ監督
・いまでも忘れられないトラウマになっている
・みんなの協力のおかげで撮ることができた
・いい言葉は、人が生きるうえでの道しるべにもなる
・周りにいる人にもっと愛情を注いで大事にしてほしい
・憎しみと向き合ううえで、希望の光となる
・胸が締め付けられる予告編はこちら!
・作品情報
一晩で20万人以上がシェア…テロで妻を失った夫が「犯人を憎まない宣言」をした意図【映画】


【映画、ときどき私】 vol. 614

2015年11月13日金曜日の朝。ジャーナリストのアントワーヌ・レリスは、生後17か月の息子と一緒に、仕事へと向かう妻のエレーヌを送り出した。しかし、最高の母で最愛の妻だったエレーヌは、「バタクラン」という劇場でテロに巻き込まれてしまう。

誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続くワンオペ育児への不安をはねのけるように、アントワーヌはSNSにある手紙を投稿する。妻の命を奪ったテロリストへの手紙には、息子と2人でも「いままで通りの生活を続ける」という決意表明と亡き妻へのメッセージが書かれていた。その言葉は動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていくことに…。


『スペンサー ダイアナの決意』や『ナチュラルウーマン』を生み出したアカデミー賞プロデューサーが手掛けていることでも注目の本作。

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