日本の貧困女性のリアルを描く…趣里主演、人気ルポルタージュ原作のドラマ
東洋経済オンラインでの連載が人気を博したルポルタージュ原作が、WOWOWで連続ドラマ化。主演は、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』でヒロインを務め、今最も勢いのある趣里。彼女が繊細な演技で演じるのは、経済誌の契約編集者でシングルマザーの雁矢摩子。女性の貧困がテーマの連載で貧困女性を取材しながら、社会の矛盾や問題点を浮き彫りにしていく姿をフィクションとして描く。令和の時代にも存在する貧困の現実。現代の孤独と社会の不条理は、他人事ではないと気づくはず。
他人事ではない令和の時代における貧困のリアルを描く。
地上波では描きづらい貧困女性のリアルという重いテーマに挑んだ、監督の青木達也さんと脚本家の高羽彩さん。
今作に込められた想いを伺いました。
青木:フェイクドキュメンタリーのようなドラマですが、日本の貧困問題の現状を描いていて。1話の国立医大生の貧困女性の記事をアップした時にSNSで心ない誹謗中傷を書かれるシーンもとてもリアルです。
高羽:リアルですよね。原作があるものの、この問題は自分の目でしっかり確認しなければ血肉になる台詞を書けないと思って、貧困女性を実際に取材しました。お話を伺わないと分からないことがあまりにも多く、貧困についての自分の無知さをまざまざと思い知らされっぱなしでした。