しいたけ.さん「人や仕事に対しても100%を目指さず、70%を最高値に」
世の中を見ていて、作家、占い師のしいたけ.さんが気にかかっていることに思いを巡らせました。迷惑をかけて申し訳ない――。私たちが息をするように「罪悪感」を抱いてしまうのはなぜ?しいたけ.さん流の分析と解消策とは。
「罪悪感」の外し方
無意識の承認欲求が日本人の罪悪感の正体!?
僕たち日本人には、常に「罪悪感」が付きまとっている気がします。それについて考えていた時、テレビ番組で見た外国人観光客の姿が頭に浮かびました。その人はドン・キホーテで買ったという侍の衣装を着て観光地を自転車で巡っていたのですが、一点の曇りもないキラキラの笑顔だったのが印象的で。これが日本人だったら「仕事を休んでいる身でコスプレしてはしゃいで申し訳ない」とか「誰かに迷惑をかけているんじゃないか」とか、楽しみながらもどこかで後ろめたさを感じてしまうと思うんです。
もうひとつ僕のお話をさせてもらうと、先日母が家に来てお茶を飲んでいったのですが、帰った後に「ゆっくりしてもらえなかった」「駅まで送れないなら途中の道にあるいいお店を紹介してあげればよかった」など、何をどうしても罪悪感が残ってしまったんですね。
それを客観視した時、すごく特殊な文化だなと。