朝ドラでも活躍中! 岡部たかし「感情から入らなくても、体から役のノリを作っていくのもあり」
近頃、頻繁にドラマでお見かけするようになった岡部たかしさん。でもご本人ときたら「気づかれても、たぶん名前は出てこないと思う」と自嘲する。でも間違いなくその存在が気になっている人、増えてます。
役とノリが合わないときに助けてくれるのが、自分の体やったりするんですね。
――連続テレビ小説『ブギウギ』をはじめ、近年ドラマでの存在感が光っています。ご自身ではその活躍をどう感じていますか?
舞台でも映像でも、お仕事をいただけるのは光栄なことだと思っています。でもそんなに変化はないんです。店で隣り合わせて気づかれても、たぶん名前は出てこないし、呼ばれたと思ったら検索したスマホ画面が見えてたり(笑)。
――仕事を引き受ける、引き受けない、の線引きはありますか?
いや全然ないですね。こういう役をやりたいとか、やりたくないとか全くないんですよ。
――そうなんですね。少しトボけた風味の笑える作品に出られている印象が強いので…。
それは城山羊の会によく出ているからじゃないですか。
――それはあるかもしれません。山内ケンジさんが主宰、作・演出する城山羊の会は、隠しきれない人間の本能や本性があぶり出される瞬間を笑いに包んで描く作風で人気の演劇ユニットです。