くらし情報『就職するも1年で辞め母親激怒…岡部たかし「芸能人になったらオモロいかなって…」』

就職するも1年で辞め母親激怒…岡部たかし「芸能人になったらオモロいかなって…」

ドラマ『エルピス』で軽薄なようで内に熱いものを秘めたテレビプロデューサーを演じ、注目された岡部たかしさん。今さまざまなドラマでお見かけする“あの人”の正体とは?

自分の普通の生活も、突き詰めて演じれば、人には面白く見えるんだなと。
就職するも1年で辞め母親激怒…岡部たかし「芸能人になったらオモロいかなって…」


――もともと俳優を目指されたのは、どういう理由からですか?

僕はバブル最後の頃に高校生だったんで、卒業後はわりといい会社に就職できたんですよ。でも、つまらなくて1年くらいで辞めちゃったんです。当時は会社に入ったら一生勤めるのが当たり前みたいな時代だから母親は大激怒。そこからバイトはしてたけど、23~24歳くらいになると周りと話が合わなくなって、田舎にいたくなくなるんですよ。そんなときに、芸能人になったらオモロいかなって…ただの現実逃避ですけどね。

――でも芸能人になろうと思って、なれるものでもないですよね。


だからまず劇団に入ろうと思うわけですよ。松田優作は文学座出身やったな、とか思って。でもそういう有名な劇団の研究所は授業料も高い。そんななか、非常に安かったのが柄本明さんの東京乾電池でした。でも当時は柄本さんのこともようわかってなかったです。ジャッキー・チェンは好きだったけど、映画をたくさん観てたわけでもないし、小津安二郎も黒澤明も観たのは東京に出てきてから。

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