くらし情報『芥川賞作家・川上未映子がひそやかな愛を紡ぐ小説集『愛の夢とか』』

2017年9月16日 18:15

芥川賞作家・川上未映子がひそやかな愛を紡ぐ小説集『愛の夢とか』

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『愛の夢とか』。

人気作家の川上未映子がみずみずしい言葉で綴る7つのストーリー。ささやかな日々のせつなさやきらめきを描く短編集をどうぞ。

20170916

『愛の夢とか』
著者:川上未映子
出版社:講談社

日曜日の朝、14年前に別れた恋人との約束の場所・植物園へと向かうわたし。お気に入りのスカートをはいて念入りに化粧をして、不安と恥ずかしさを抱えて。

いつもアイスクリームを買いにくる「彼」を好きになったわたし。どうしてカップなの、アイスクリームのなにが好きなの。そんなふうに聞いてみても、彼からはそっけない返事しか返ってこない。でも、別の女の子が空いていてもわたしに注文するし、なんて思って淡い希望を抱いてる。

確かなものなんてないけれど。平凡な日常がふいに熱を帯びるときがあって、ささやかで儚い時間のなかにはひそやかな愛が息づいている。女性たちのチクチクする胸の痛みやせつなさを肌で感じます。

表題作の「愛の夢とか」をはじめ「アイスクリーム熱」「日曜日はどこへ」「いちご畑が永遠に続いてゆくのだから」など7編。ひとつひとつの物語を大切に読みたくなる小説集です。

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