くらし情報『落ち込んだ日は、熱々のスープ。人気料理家・高山なおみのエッセイ集』

2017年12月15日 18:15

落ち込んだ日は、熱々のスープ。人気料理家・高山なおみのエッセイ集

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、レシピ付きエッセイ集を。

人気料理家として活躍する高山なおみが、料理家への道を歩みはじめた頃につづったエッセイ集。日記から生まれたレシピも付いています。

落ち込んだ日は、熱々のスープ。人気料理家・高山なおみのエッセイ集

『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』
著者:高山なおみ
出版社:文藝春秋

ずいぶんと濃い毎日を生きてしまったようなのです―。三十代の日々のことを、著者はこんなふうにふりかえる。

料理、音楽、映画について。友人との思い出や子どもの頃の記憶。日々の出来事をあるがままに、揺れる心をまっすぐにつづった文にとても魅かれます。

上京したての頃、ひとり暮らしの部屋で本格的なカレーを作った。狭い台所で半日煮込んだチキンカレーはおいしかったけれど、ひどくさびしかった。風邪で寝込んだある日、子どもの頃の夢を見た高山さんは、あたたかい安心に包まれて、もう私はなんにもいらないと思う。本も料理も音楽もなんにも。

「彼女の焼き豚」「娘のフェイバリット・ラッシー」「残り物のハンバーグサンド」……。ひりひりするような孤独と心の痛みが、濃厚な料理の匂いと湯気に溶けていくような気がします。

ある憂鬱な雨の日のレシピは「落ち込んだ日のスープ」。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
上へ戻る

Copyright © 1997-2020 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.