くらし情報『上機嫌な日も気分のふさぐ日も。武田百合子のエッセイ集『日日雑記』』

上機嫌な日も気分のふさぐ日も。武田百合子のエッセイ集『日日雑記』

2018年2月18日 18:20
 

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『日日雑記』。

名随筆『富士日記』の著者・武田百合子の最後のエッセイ集。日々の暮らしや出来事をまっすぐな視線で見つめ、伸びやかにつづります。

上機嫌な日も気分のふさぐ日も。武田百合子のエッセイ集『日日雑記』

『日日雑記』
著者:武田百合子
出版社:中央公論社

ある晴れた夏の日の夕方、百合子さんはカレーを食べつつ考える。カレーを食べたい気持ちになるのは、カラリと晴れた日。強気の日。反省していない日。気分のいい日。

でも、気分のふさぐ日もお腹は空くから、これを食べて元気を出しましょうとカレーを食べる。ああ、百合子さんらしい、食べることが大好きな人らしい言葉だなあと思う。

著者はどこへでも心の赴くままに出かけて行く。デパートの催事場、水族館、映画館、アメ横、歌舞伎座、美空ひばり公演。行く先々で出会った人々や懐かしい日々の記憶、娘の花さんとの暮らしが飾らない言葉でつづられています。

元気を出したいときは、口紅をさしたという百合子さん。「字を書くときも、口紅さしてから」という言葉が心に響きました。遺作となったこの随筆を読みながら、繊細で愛らしい百合子さんを想います。

武田百合子さんのエッセイ、こちらもぜひどうぞ。

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