くらし情報『完璧なベビーシッターがなぜ?心の奥底に潜む闇を描くサスペンス小説』

2018年4月3日 17:30

完璧なベビーシッターがなぜ?心の奥底に潜む闇を描くサスペンス小説

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『ヌヌ 完璧なベビーシッター』。

世界各国で話題となったフランス発の心理サスペンスです。舞台はパリのアパルトマン。幸せな家庭に起こった悲劇の本質を描きます。

完璧なベビーシッターがなぜ?心の奥底に潜む闇を描くサスペンス小説

『ヌヌ 完璧なベビーシッター』
著者:レイラ・スリマニ/翻訳:松本百合子
出版社:集英社

ミリアムとポールが雇った「ヌヌ」であるルイーズは、若い夫妻にとってなくてはならない存在だった。料理も掃除も非の打ちどころがないルイーズ。子どもたちに深い愛情を注いでいたルイーズ。そんな女性が幼い子どもふたりを手にかけた。誰の目にも完璧なベビーシッターのはずだったのに——。

ヌヌとはフランス語で乳母を意味する子ども言葉。子どもの頃、ヌヌの世話になった経験をもつという著者は、ヌヌの鏡のようなルイーズが狂気へと駆り立てられていく心理を丹念に描いていきます。そこから見えてくるのは、夫婦とルイーズの間に横たわる溝、ルイーズが募らせる孤独と決して手に入れられないもの。日常生活の些細なきしみ、心の闇が浮き彫りにされていきます。

ルイーズが初めてアパルトマンに足を踏み入れたときにはもう、悲劇への歯車は回り始めていたのでしょうか。

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