2019年10月10日 18:00
目に見えない大切なことに気づく。角野栄子さんの珠玉のエッセイ集
朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出』。
『魔女の宅急便』を生んだ作家・
角野栄子さんのエッセイ集、新刊です。目に見えないけれど大切なことに気づかせてくれる一冊です。

『「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出』
著者:
角野栄子
出版社:KADOKAWA
子どものときも、大人になってからも、ポケットの中は魔法の粉でいっぱい。魔女の目をもち、ファンタジックな物語をいくつも生み出した人。そんな
角野栄子さんにとって、世界はたったひとつだけじゃない。目に見える世界と目に見えない世界、そのどちらもとても大切なものなのです。
5歳の時にお母さまを失くした角野さんは、子どもながらに目に見えない世界の力を知っていました。心が充たされないときには、「向こうの世界を想像して、遊びにいく楽しみを憶えた」のだそうです。見える世界と見えない世界がひとつになった場所に、いつもときめきを感じた角野さん。そこからいくつもの物語が生まれていきました。
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