くらし情報『女心がわかりすぎる!太宰治が女性の告白をつづった短篇集『女生徒』』

2019年10月17日 18:15

女心がわかりすぎる!太宰治が女性の告白をつづった短篇集『女生徒』

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『女生徒』。

作家・太宰治が女性の心理を鮮やかに、赤裸々に描いた短編集。繊細でロマンチックな女の子の心を描いた「女生徒」をはじめ、「燈籠」「きりぎりす」「恥」など14篇を収録しています。

女心がわかりすぎる!太宰治が女性の告白をつづった短篇集『女生徒』

『女生徒』
著者:太宰治
出版社:KADOKAWA

年下の学生に恋をした女、夫に愛想を尽かした妻。告白をはじめた女性たちのことばから、さまざまな愛のかたちが浮かび上がってきます。

なにより物悲しさを感じる告白は「おさん」。情死した夫を引き取りにいく妻が想いを語ります。行き場を失った愛があまりにもやるせないのです。

14篇のなかで私がとくに好きなのは、新婚の女性が夫へのせつない気持ちを語る「皮膚と心」。今年結婚したばかりで、まだまだぎこちないふたり。本当は無邪気に可愛く甘えたい。夫もそれを待っているとわかってる。妻は告白します。「心は慕っているのに、逆にかえって私は、まじめに、冷たい返事などしてしまって、するとあの人は、気むずかしく、私には、そのお気持ちがわかっているだけに、尚のこと、どぎまぎして、すっかり他人行儀になってしまいます。」

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