くらし情報『日常のふとした瞬間の幸福を書きとめた詩集『深呼吸の必要』』

2020年10月5日 18:00

日常のふとした瞬間の幸福を書きとめた詩集『深呼吸の必要』

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『深呼吸の必要』。

詩人・長田弘が「深呼吸の必要をおぼえたときに」書きとめたという言葉。散文詩三十三篇を収めた一冊です。生きることの幸福とふしぎを感じる詩集です。朝読書にぜひ。

日常のふとした瞬間の幸福を書きとめた詩集『深呼吸の必要』

『深呼吸の必要』
著者:長田弘
出版社:角川春樹事務所

秋の気持ちのいい一日、どこかに出かけるのならこの本もって出かけたい。大きな木の描かれた本を鞄に入れて。

「きみはいつおとなになったんだろう」と問いかける「あのときかもしれない」という詩。たとえば一人の子どもだったきみは「道をただまっすぐに歩いたことなどなかった」。一人のおとなのきみは「急ぎ足に、人混みのなかをうつむいて歩いてゆく」。きみがおとなになったのは、歩く楽しさを失くしたとき……。

子どもとおとなの境目はいつ。誰かに、あの人に、聞いてみたい。自分でも「いつ」と考えてみるうちに、忘れていた風景が色鮮やかによみがえってきます。

この詩集に、日常のふとした瞬間の幸せを感じます。

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