「絶対に捨てないで」元カノの私物で溢れる彼の部屋。なかでも、寝室には神経を疑う物が…
と使ってたやつだよ」と、彼はまったく悪びれる様子もなく言うのです。私はそんな彼に衝撃を受けてしまいました。
彼は私と交際する前、数年間元カノとこの部屋で同棲していたとのこと。同棲生活が進むにつれ、ペアの食器だけでなく、元カノの私物がどんどん出てきました。
下駄箱を開けると女性物の靴が何足もあり、クローゼットには服や下着、本棚には書籍やマンガ、机の引き出しからはラブラブのツーショット写真など、次から次へと「ナナちゃんの物」が……。
トイレで、いつの物なのかわからない使用済みナプキンを発見したときには、思わず悲鳴をあげてしまいました。
寝室に飾られていたのは…
私は元カノの私物を捨てる際、一応彼に確認してから処分していました。基本はすべて捨てていいと言ってくれていた彼ですが、ひとつだけ頑なに処分を拒む物が。
それは、私たちの寝室にいつもきれいに飾られている元カノとお揃いの浴衣です。はじめこそ「そこまで処分したくないのなら……」と、自分の気持ちを押し殺していました。
でも、寝室に入るたびにたくさんの思い出が詰まっているであろう、お揃いの浴衣を毎日見せつけられ、私はついに精神的に限界を迎えたのです。