ハゲた殿方に「ハゲ!」と伝えて差し上げるのも愛なのです。|【連載3】ドSクリエイター菅原の「To the loveless.(愛を失くした人たちへ)」

(Photo by Miki Yamato Photography)
ヘンタイの皆さん、ヘンタイに興味のあるノーマルの皆さん、ごきげんよう。ブランドリームス代表/コピーライターの菅原瑞穂です。(※彼女が何者なのか知りたい方はこちら)
前回は「まつ毛は本当に“多くて長くて太い”方が幸せなのでしょうか?」と題し、フサフサまつ毛を偏重する世の中に苦言を呈しました。今回は「毛の話 ~男性編~」として、頭皮に生える毛の多寡について、つまり「ハゲ」や「薄毛」や「AGA」とか呼ばれる状態にフォーカスし、「ハゲた殿方を“そんなことないですよ”等と慰める行為は優しさなのか?」という新たな問題提起をしたいと思います。
まずは千葉県でいちばん顔が大きな友人の話をお聞きください。

(Photo by Miki Yamato Photography)
わたくしの愛すべき友人である、千葉県でいちばん顔の大きな男の話をいたしましょう。
小さいながら工場を営む経営者でもあるN君。夫として父として妻や子を愛し、社員のことも家族同様に大切に扱い、勉強熱心で何ごとにも真摯に取り組む彼は、嫌うのが難しいほどの好人物です。